地方から見直す日本、八幡浜で多拠点生活

①八幡浜の紹介

今回は、青梅の話ではなく、愛媛県八幡浜市の多拠点生活にもってこいの秘密基地のお話である。
八幡浜市は、愛媛県西端にある佐田岬半島の付け根に位置する市である。
ここにコダテルという多くの交流を生み出している場所がある。

 


秘密基地だから目立ってはいけないのである
詳しくは、下記URLを参照
https://codateru.com/

今回のブログは、このコダテルからワーケーションを兼ねて書いている。

”企て”をキーワードに人と人のつながりを生み出している

企てとは

足をつま立てる意の「くわた(翹)つ」から転じたもの。
近世初期ごろまで「くわたつ」》計画を立てる。計画を試みる。または、実行しようとすること
*Weblio辞書より


そこで今回は、多拠点生活、新しい地でしていく上で
小さな企てから、コロナ後を検討してみた

まず八幡浜という地域であるが、非常にコンパクトで一次産業が盛んな地域なだけあり、
食に関しては充実している

また、八幡浜の強みを活かした観光施設があるため地域外からの来訪には寛容な土地である
そして人口減少の恐怖が、自治体に変革を促すのである
よそ者を受け入れる土壌は、醸成されつつある
通りを歩いていて、見知らぬ人に警戒心を抱くことは少ない地域であるといえる。

皆さんの地域にはないだろうか?
見る人通る人、どこそこの誰誰さんとしつかり身分照会される地域を
人間にとって、全くの無関心が良いわけではないが、一挙手一投足まで
監視されるのは辛いものがある

かといってよそ者をほったらかしにするのも、日本風に言えば地域に溶け込むまでの時間が必要になる
気にならない程度のおせっかい
これができる風土がここにはある


②何が違うか

日本では出る杭は打たれるということわざがあり、その一つの意味に
余計なことや、さし出たことをする人は、他の人から非難されたり、
制裁を受けたりする解釈があるが、


コダテルの存在が
自分や仲間たちとは違う考え方や行動を取る人を排除しようとする
雰囲気を取り除いている

紅一点では、目立ち過ぎてしまうが、
色とりどりの中では、なんら違和感はない。

むしろ良く見る定番色でさえ、他と違うと目立ってしまうように。

染まるのではなく
いつも、真っ白な状態でいること、
真っ白を経験していること、真っ白を感じられることが、大切である

思った以上にソフトが充実している
ハードづくりは自治体に任せて、民間がソフトをつくる
そんな循環が出来ている



八幡浜の観光資源を検索してみると

「みなっと」

「アゴラマルシェ」

「大正湯」

などがある。
地域に必要な施設であり、地域外からの来訪も増やすバランスの取れた施設である。
個人的に期待して見に行った

ブラック商店街、全くの期待外れであった。
しかし、出る杭になるかどうかの瀬戸際である。

また保内町においては、修繕・回収の施設が多く、外部への情報発信として、現地の様子を映像で放映するだけで、
営業中か閉店しているのか工事中かわかるので取り入れてほしいものである。観光案内の省力化である

 これからは、住民の取り合いもしくは、税金を支払ってくれる人、自治体に好影響をもたらしてくれる人はウェルカム。
そうでない人は、非常にいきづらい世の中になるだろう❗

高度経済成長期の1965年は、65歳以上の高齢者1人を、20~64歳の現役世代が9.1人で支えるという形でした
2012年になると、高齢者1人を支える現役世代が2.4人にまで、2050年には1.3人で1人の老人を支えるのである。

文字通り肩車である 肩車するなら軽い人である ウェートトレーニングしている人でも、
鍛えたい部位は決まってくるし、効果的に鍛えたいはずである。

地域に貢献してくれる人、利益をもたらしてくれる人が必要とされる時代である。
ココ八幡浜では、そんな土壌がある

愛媛と言えばみかん モノからコトへ これが今までの観光業界で言われていたこと 働き方については ネットワーク

③中の人
コダテルの私なりの中の人を紹介しよう
まず、代表の濱田さん 物静かな感じだが、感性豊か 人の企てを成功させるために自分自身は、
真っ白なキャンバスで なければいけない そう感じさせる多様性がある


次に宮土さん
バランス感覚に優れる あらゆる人間の行動、考え方に触れてきたからだろうか 心理的な垣根を取り払う力を身に着けたようだ

酒井晴樹さん
冷静沈着に見えるが、血わき肉踊る、脳内演出家のはるちゃん 口には出さないが、物事を始めるための踏み出しは強い

④移住心得
これまで、街の再生というと 、団地や住宅地を民間が再開発する傾向があった。
八幡浜では、市内全体を1つの集合体として、小さなネットワークから自らの行動が開始できる

某自治体の移住サイトに掲載されている移住を決めたその理由には、
両親の実家など親族ゆかりの地であることが約4割
学業や就職などで住んだことがある地が約2割、
旅行などで訪問したことがある地が約1割
まったく知らない地に移住を検討するのは非常に難しい、今回、ワーケーションとして八幡浜を訪問し
コダテルでテレワークをして、八幡浜の雰囲気を感じたわけである

その中から
今から考える移住8ヶ条をつくってみた

1.   住民の入れ替わりがあること
2. 自治体に遊びがある
3. 3つの時間が持てる 
                  (自分の時間、他人に属する時間、上記のどれにも属さない時間)
4. 選択と集中ができる
5. 不便を楽しむ
6. 困り事を共有できる環境
7. 好きなモノ、味がひとつはある
8. Give and take しなくても良い時間が作れる

記憶に残るタイミングは、最初と最後で ある 。
その途中は余程、強烈な印象がないと残らない。  そう考えると人生の中程を充実させる手段は2つ。
強烈に印象に残る出来事、思い出を作る
何も印象に残らないが、自らに心地よい時間を過ごすことである

旅なら印象に残るが、他の観光地との思い出競争だ。
移住なら、生活スタイル比べだ。 競う必要はない 良いことを追い求めるのも1つ。 悪いことを省くことも1つ。

  八幡浜には、今回の訪問では漁師町の荒々しい雰囲気は感じなかった。 公共施設も地元住民を完全に無視した、
旅行者向け施設ではなく、旅行者、生活者の共存共栄のための意思が来訪者からもみてとれる。

アフターコロナのインバウンド政策を考える上でも参考になる 。
くれぐれもインバウンド客向けの施設だけは作らないでもらいたい。

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